屋根工事とは屋根材が傷んだり、雨漏りをしてしまったときに行う修繕工事のことを言います。屋根は壁よ
りも常に雨風にさらされています。そのため、傷みの経過も早いです。どのような屋根材でも時期が経てば劣化して割れたり剥がれたりしてしまいます。それをそのまま放置していると雨漏りが始まってしまいます。
雨漏りが始まってからいざ工事を始めるとなると屋根材の下にある防水シートと更にその下にあるコンパネなどの木材まで交換しなければいけなくなったりしてしまい、とても費用の掛かることになってしまいます。それを未然に防ぐため、もしくは屋根材の寿命を伸ばすことを前提に屋根工事が必要になってきます。
まず、屋根工事に着手する際にすることは「業者選び」です。
ここで気を付けなくてはならないことは、やはり「悪徳業者」に引っかからないことです。インターネットで口コミなどの評価を見られるようになって悪徳業者が仕事を取りにくくなった近年でも、それらが0になったわけではありません。それどころか、自分たちで良い口コミを大量に書き、あたかもいい評価が多いように見せて消費者を騙す手口さえ増えてきています。以前はテレビの情報より当てになっていた「インターネット」の情報が操作されてしまう世の中で信じられるのは「確かな知識を持った人」になってきます。そのためにも、正しい業者選びの知識を身につけましょう。
悪徳業者は突然家に来て屋根が近くで見えないのをいいことに「あっちがだめだ」「こっちがだめだ」とケチをつけ、やたらと屋根に上ろうとします。そして上れたら、傷みが一番ひどい部分のみの写真を撮って「全体的にこうなっている」と不安をあおってきます。傷んでいる部分がない場合は屋根をわざと割ってそこの部分の写真を見せてくる業者さえもいます。
この対処法としましては、自分で本当に屋根工事が必要な時期はどのくらいなのかを知っておくことです。これに関しましては次の章でも説明させてもらいますので、それを踏まえた上で工事が必要かどうかを考慮して下さい。
工事が必要な時期がしっかりと掴めたら、屋根が見える場所から自分自身の目でたまに見てみるとよいでしょう、もしも自分でのぼれるようなら上ってみるのが最良の手段です。